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医療安全の取り組み

高気圧酸素治療センター

〜自然治癒力を促進し、身体機能を改善します〜

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 われわれは全く無意識のうちに、一気圧という環境の中で酸素をはじめ、種々のガスを吸って生命を営んでいますが、潜水という高い気圧環境から、急速に浮上すると体内に存在する窒素ガスが肺から排出されずに、体内に残ることによって様々な症状が発生するものです。

 そこでこの治療法は、人工的に大気よりも高い気圧環境をつくり、その中で患者に高い濃度の酸素を吸入させ、窒素ガスを排出させることによって血液や組織に溶解した酸素の量を増加させ新陳代謝や身体機能を改善させるための特殊な治療法です。

 更に近年は、減圧症の患者にとどまらず死亡原因の上位を占める脳梗塞、心筋梗塞をはじめ、ガス中毒、火災現場や空気の流れの悪い処で起こる一酸化炭素中毒、突発性の難病、重症な熱傷、低酸素の原因による脳の機能障害、重症な頭部外傷又は、頭の手術後の後遺症としての運動麻痺などに対する治療患者が増え、何例も良い治療成績をあげています。(尚、このような病気の治療には、医療保険が適用されています) 

技師紹介

当院に設置されている高気圧酸素治療装置(第2種)では、複数の患者が同時に治療可能で、救急・非救急疾患に対応できるものであり、第11管区海上保安庁における洋上救急の提携病院として機能しております。
特に近年では、海のレジャーが脚光を浴びていることもあり、減圧症による救急患者の即刻受入れに感謝されています。

高気圧酸素治療装置では、特に減圧症・脳梗塞・低酸素性疾患・脊髄神経疾患・突発性難聴・網膜動脈閉塞症・難治性脊髄炎・糖尿病性潰瘍・一酸化炭素中毒・放射性治療後の出血性膀胱炎及び腸炎等の治療が可能です。

細胞組織の低酸素状態による障害に対する治療は他に類をみないもので、また第2種のHBO治療装置は県下に3基しかなく、いつでも患者に対応することが可能です。

また、保険非適応な診療でありますが、近年、スポーツ障害(捻挫・打撲・関節の障害)頑固な疼痛や、しびれ、むち打ち症などにも効果があり、この様な症状で悩んでいる方の治療にも取り組んでおります。

また、高気圧酸素治療センターの詳細につきましては、[高気圧酸素治療センター公式サイト]をご参照ください

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